VoiceOver環境での操作

1. 概要

iOSのVoiceOverを利用した環境でのリーダーの操作方法について説明します。

スクリーンリーダーで操作する場合は、操作パネルを表示して、操作パネルからリーダーの各機能を利用します。

2. 操作パネルの表示

操作パネルを表示するには、リーダー起動後に右方向へのフリックを行うと「操作パネル表示ボタン」と読み上げます。そこでダブルタップを行うと操作パネルを表示します。
操作パネルは、画面上の上部に表示されます。
パネルの表示状態は保存されますので、パネルを表示した状態であれば、次回リーダー起動時もパネルは表示されます。

3. 操作パネルの項目

操作パネルでは、コンテンツの読み上げを開始したり、ページをめくったりと言った操作を行うことができます。
左右方向へのフリックを行い項目を選択し、ダブルタップを行うと該当の操作を行います。

3-1. 再生 停止

「再生 停止」は、コンテンツの読み上げを開始します。
再度「再生 停止」を実施すると、コンテンツの読み上げを終了します。

3-2. 次のページ

「次のページ」は、順方向のページめくりを行います。

3-3. 前のページ

「前のページ」は、逆方向のページめくりを行います。

3-4. 次章

「次章」は、コンテンツの次の章の先頭ページを表示します。

3-5. 前章

「前章」は、コンテンツの前の章の先頭ページを表示します。

3-6. 目次

「目次」を実施すると、目次画面を表示します。
目次画面は、左右方向へのフリックを行い目次のリスト項目を選択して、ダブルタップを行うと該当のページへ遷移します。
目次項目を選択せずに目次画面を閉じる場合は、左右方向へのフリックを行い「戻る」ボタンを選択して、ダブルタップを行うと画面を閉じます。
「戻る」ボタンは項目の並び順としては目次項目の後ろに配置され、画面上では左上の位置に表示されます。

3-7. 現在位置

「現在位置」を実施すると、現在表示中のページの位置をパーセントで読み上げます。

3-8. 本文検索

「本文検索」を実施すると、検索画面が表示されます。
入力欄に検索語句を入力し、「実行」を行うと検索結果が表示されます。
左右方向へのフリックを行い検索結果のリストの項目を選択して、ダブルタップを行うと該当のページへ遷移します。
検索結果項目を選択せずに目次画面を閉じる場合は、左右方向へのフリックを行い「戻る」ボタンを選択して、ダブルタップを行うと画面を閉じます。
「戻る」ボタンは項目の並び順としては目次項目の後ろに配置され、画面上では左上の位置に表示されます。

3-9. 設定画面

「設定画面」を実施すると、リーダー設定画面が表示されます。
左右方向へのフリックを行い設定項目を選択して、ダブルタップを行うと該当の設定を変更します。
設定を反映し画面を閉じるには、左右方向へのフリックを行い「設定を反映」ボタンを選択してダブルタップを行います。
「設定を反映」ボタンは項目の並び順としてはリセットボタンの後ろに配置され、画面上では左上の位置に表示されます。

3-10. サイドメニュー

「サイドメニュー」を実施すると、画面の左側にサイドメニューが表示されます。
サイドメニュー表示中はコンテンツを操作できません。
サイドメニューには、「本文検索」や「リーダー設定」といった機能の呼び出しや、青空文庫の図書カードのページへ遷移するといった機能等が表示されます。
サイドメニューを閉じるには、左右方向へのフリックを行い、ダブルタップを行うとサイドメニューを閉じます。 「メニュー」ボタンはサイドメニューの末尾の次に配置されています。

3-11. 本を閉じる

「本を閉じる」を実施すると、遷移元のページに戻ります。
戻り先が無い場合は、何も行いません。

3-12. パネルを閉じる

「パネルを閉じる」を実施すると、操作パネルを閉じます。